ポリエチレンガイドPOLYETHYLENE GUIDE

日本ポリエチレンの技術を結集して開発されたノーアンカー押出ラミネートグレードは、接着剤を使用しないことで押出ラミネート加工の可能性を広げ、環境負荷の低減に貢献します。
本グレードは押出ラミネート加工性を有し、各種基材との接着性に優れます。また、溶剤使用量を削減することで、環境に配慮した押出ラミネート加工を実現します。
押出ラミネート加工は、基材と樹脂を接着させるため、一般的にアンカーコート剤(AC剤)と呼ばれる接着促進剤を使用します。しかし、AC剤は溶剤を含むため、作業環境の安全性や大気汚染など環境負荷の観点からその削減が求められています。また、AC剤塗布専用設備が必要となるため、設備投資や維持コストが必要となります。
一方、AC剤を使用しない場合は、基材と樹脂の接着強度が低下し品質不良を招く可能性があります。特に、季節や保管環境の温度、湿度の変化等により、品質問題が発生するリスクが高くなります。
これらの課題を解決するため、AC剤を使用しない「ノーアンカー押出ラミネート」技術を開発しました。当社のノーアンカー押出ラミネートグレードは、独自の技術を結集して開発された材料であり、AC剤を使用せずに各種基材と高い接着性を実現します。作業環境の改善、環境負荷の低減だけでなく、品質の向上と安定化にも貢献します。
構成例:
基材 / インラインコロナ処理 / 樹脂 / AL / LDPE
基材 / インラインコロナ処理 / 樹脂 / フィルム
基材 / インラインコロナ処理 / 樹脂 / インラインコロナ処理 / 基材


使用例
当社は、複数のノーアンカー押出ラミネートグレードをご用意しております。
ご要望の基材や包材構成、品質に応じて最適なグレードをご紹介させて頂きます。お気軽にお問い合わせください。
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